『PSCと薬』7年間の処方履歴 

闘病日記、病気のこと

利胆薬

薬情報

商品名:ウルソ100mg
主成分:ウルソデオキシコール酸
用量:600~900mg
主な作用と効果:胆汁分泌の促進作用、肝細胞の保護作用

移植以外の根本的な治療はなく、薬による治療法がないPSCですが、ウルソデオキシコール酸(UDCA)が第一選択の薬といわれており、自分も処方されていました。

参考情報

現在まで、PSCに対して高いエビデンスレベルで推奨される薬剤は存在しない。しばしばウルソデオキシコール酸(ursodeoxycholic acid; UDCA)は第一選択として使用され、生化学的改善効果は確認されているが、長期的な組織学的改善・予後改善効果についてはいまだ結論が一致していない。

原発性硬化性胆管炎(PSC)難治性の肝・胆道疾患に関する調査研究より引用

発覚してからすぐに処方され、飲み始めた直後から肝機能の数値が、大きく改善したのがすごく印象的でした。

投薬開始時期の採血データ

その後に数値が悪くなってからは、目に見える効果は見られませんが、処方は続いてました。効果を自覚できるような薬ではないのかなと思っています。

「ウルソ」の作用として、利胆作用があるため胆管狭窄が進行した肝硬変末期には、用量が900→600mgに処方量が減りました。

もともと「熊胆」と呼ばれる生薬を元に作られているそうで安全性が高いようです。肝移植後の現在も600mg処方されています。

参考サイト

UDCAの歴史 田辺三菱製薬

ウルソデオキシコール酸(UDCA)については別記事にまとめていますので、よければ参考にしてください。

胃薬

薬情報

商品名:タケプロンOD錠15
主成分:ランソプラゾール
用法:1日1回朝食後
用量:15mg
主な作用と効果:
胃粘膜のプロトンポンプ(PPI)を阻害することにより、胃酸分泌を抑制する


商品名:ザンタック錠150
主成分:ラニチジン塩酸塩
用量:150mg
主な作用と効果:
胃酸分泌に関与するヒスタミンH2受容体を遮断することにより胃酸分泌を抑制


履歴にない処方薬
  • ムコスタ
  • セルベックス
関連する薬

・マルファ配合内服液
・アルロイドG内用液
 ※共に食道静脈瘤治療時に使用

ウルソと同様に全期間に処方されていました。記憶が曖昧ですが、おそらくステロイド剤の服用時の胃の保護として飲み始めたと思います。また肝硬変による門脈圧亢進症からの胃の保護が処方理由と考えられます。

正直なところ、当たり前に処方されていたので、あまり胃薬に関しては処方理由を気にしていませんでした。

肝硬変が進行すると、門脈圧が高まるため、その上流にあたる胃や腸で血流のうっ滞が起こります。胃や腸の粘膜が赤く腫れたり(潰瘍)、時に出血もみられます。胃酸の分泌を抑え、胃や腸の粘膜を保護することで、潰瘍を治療し、静脈瘤が破れるのを予防します。

肝硬変で使うお薬について 兵庫県立加古川医療センター より引用

発覚から3年目まで「ザンタック(H2ブロッカー)」それ以降は「タケプロン(PPI)」を処方されています。変更した理由は覚えてませんが、この2つの薬は同じ効果でも分類が違うようです。それぞれ胃酸を抑える効果があり、「タケプロン」の方が胃酸分泌抑制作用が強いようです。

胃薬には種類がたくさんあり、下記のサイトが参考になりました。

参考サイト

胃痛について 南加瀬ファミリークリニック

肝移植後も服用していて、「タケキャブ」を処方されています。また履歴にないものとして、ロキソニンの服用時の胃の保護で「ムコスタ」などもありました。

食道静脈瘤治療の時には「アルロイド」「マルファ」など処方されました。どちらも甘い飲み薬で入院中から退院後も、しばらく服用しました。唯一の冷蔵保管の薬でした。

消化器薬

原発性硬化性胆管炎患者の治療薬・投薬の履歴。消化器薬の一覧
消化器薬の一覧

胃の粘膜保護とは別で、腹部には痛み・膨満感などの不快感が常にありました。

上記の消化管の運動を亢進させるもの、胃腸の過度な緊張(けいれん)を和らげるもの、漢方薬など色々と処方してもらいましたが、どれを使用しても実感できるものがなく改善に至るものがなかったのが結果でした。

「コスパノン」に関しては、胆汁の排出促進作用もあるようですが同様でした。

参考サイト

腸管蠕動運動促進薬の分類について
神戸市立医療センター中央市民病院
消化器疾患と漢方
昭和大学 江東豊洲病院 消化器センター

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