健康管理を本格的に始めることになり購入した、オムロンの手首式血圧計『HEM-6323T』の1年間使用レビューです。自身にとってはじめての血圧計でした。オムロンの製品が気になる方は参考にどうぞ。また、最新のHEM-6233T(6232T)との違いも調べました。(あまり変わってないです)
手首式オムロンを選んだ理由
家庭用の血圧計には、大きく分けて『上腕式』と『手首式』の2種類があります。また上腕式は、腕に巻き付けるタイプと、血圧計本体が筒型の全自動のタイプの2種類に分かれます。一般的に『手首式』は『上腕式』に比べると精度下がると言われていますが、製造メーカーHPには、どのタイプでも、『正しい姿勢・正しい測定方法をとれば、精度に違いはない』と書かれています。この事から上腕式であっても正しい使い方ができなければ精度はでないという事になります。いずれのタイプでも「医療機器認証」を受けているので個人的には問題ないのではないかと思ってます。
手首式血圧計は正確ですか?上腕式との値の差はありますか? オムロンQ&Aページ
購入にあたり重視した点は、スマホ対応・体重計と連携・持ち運び可能でした。体重計選びでも書きましたが、スマホで『血圧』と『体重』両方管理できる商品がオムロンのアプリしかなかったので選択肢はありませんでした。
基本情報
スペック | |
本体質量 | 約100g(電池含まず) |
外形寸法 | 幅89×高さ61×奥行き25mm |
電源 | 単4形アルカリ乾電池×2 |
主な特徴 | |
スマホ対応Bluetooth搭載 | 測定姿勢ガイド |
カフぴったり巻きチェック | メモリ人数1人 |
薄型カフ形状 | メモリ回数100回 |
詳細は公式ホームページへ→商品情報
HEM-6324T・HEM-6325T・HEM-6323Tの違い
最初に、同じ様な3つの型番があります。まず『HEM-6325T』と『HEM-6323T』は同じ機能です、とホームページ記載があり一部販売店のみの商品型番のようです。
※オムロンの記載ページ
『HEM-6324T』に関しては、外観がブラックになり機能に関しては、登録できる『メモリが2人まで』、『バックライト付き』の2点が違いますので、ご夫婦など複数で使用であれば『HEM-6324T』がよいかと思います。『HEM-6324T』が上位機種ですが、2016年発売なので現在は殆ど価格差がないようです。
HEM-6323T | HEM-6324T | HEM-6325T | |
外観 | シルバー | ブラック | シルバー |
バックライト | ✕ | 〇 | ✕ |
メモリ | 1人×100回 | 2人×100回 | 1人×100回 |
大きさ
iPhone8との比較です。製品本体自体はスマホより小さいです。厚みは、カフ(バンド)がかさばるのですが、小型なので収納や持ち運びしやすいと思います。自分の場合は普段引き出しに入れて使っています。

機能について使用した感想
- 正確測定サポート機能
- カフぴったり巻きチェック・「体動」お知らせ
- サイレント測定
- OMRON connect(オムロン コネクト)
- 直近10分以内に測定した3回分の「平均値」を表示
- 100回分の過去の血圧値を記録し、表示する「メモリ機能」
「正確測定サポート機能」
手首式の血圧計は、手首が心臓の高さと同じにする必要があります。正しい測定をサポートする機能で、3つのランプが適切な高さをガイドしてくれます。画面を見ながらできるので難しくないと思います。
手首の高さ調整は、毎日計測をしていると大体わかるので早くなりました。青いランプの位置を維持させますが、重さは90gと軽量のため辛くはないと思います。
「カフぴったり巻きチェック」・「体動」お知らせ・「不規則脈波マーク」
カフ(ベルト)がしっかり巻けていない・測定中に動く・脈が適切に検知できない場合に以下のような表示がでます。なお、画像の一番右ような「E(エラー)」になった場合は、測定が自動で中止されます。
「サイレント測定」
動作音に関しては、特に大きな音はしません。音がするのは血圧計特有の加圧した後の排気音だけです。エラー音や測定終了音などもないのが、「サイレント」なのかもしれません。
OMRON connect (オムロン コネクト)
オムロンの無料スマホアプリ「OMRON connect」を使用すれば、スマホでデータ管理できます。Bluetoothでスマホに転送をすれば下図のように測定したデータを見ることができ、平均データなど過去の結果を振り返ることが可能です。なおデータはクラウド保存できるので機種変をしてもそのまま引き継げます。
iPhoneの純正アプリ『ヘルスケア』に連携できるので、運動量・食事・睡眠データまで一括管理ができます。
※「Google Fit」は血圧データ非対応なので注意が必要です。
また通院などで医師と話す際に使えるように、PDFに出力できますので測定データをそのまま印刷できます。
データ更新(スマホに転送)
スマホに転送する時の様子です。本体の通信ボタンを押した状態でアプリを操作すれば、数秒で転送できます。本体には100回分のデータがメモリできるので毎回行う必要はないです。
気になったこと
- カフ(バンド)が長い
- 「Google Fit」非対応
カフ(バンド)が長い
自分の手首の太さが16cmなのですが、カフを巻くと画像のように余り過ぎてしまいます。測定はできるのですが結構ギリギリです。マジックテープ部分が小さすぎるのが原因のようです。

「Google Fit」非対応
オムロンコネクト自体は「Google Fit」に対応しているのですが、血圧データだけ対応しておらず「google」で一括管理ができないのがマイナスポイントだと思います。
最新のHEM-6233T(6232T)との違い
「HEM-6323T」の発売は2016年で、最新の「HEM-6233T」は2019年の発売ですので3年ほど新しい商品になります。基本的な機能は「HEM-6324T」とほぼ同じようですが下記の機能が追加されています。
- 血圧確認マーク(早朝高血圧)
- 電源ONから約1.5秒で測定
- 新測定姿勢ガイド
血圧が高い場合に表示する画面エリアも追加されています。「早朝高血圧」は起床後1、2時間以内の血圧が高い基準値を超えた場合に表示する機能で、新しい技術ではなく既存の機能を追加したようです。
1.5秒クイックスタートに関しては、測定開始までが約1.5秒ほど早くなったようです。1秒ほどなので体感しにくいかもしれません。
「新測定姿勢ガイド」は3段階だった高さ表示が9段階に細かくなっているのでより合わせやすくなったようです。
レビューまとめ
血圧に問題がなかったため継続できるのか不安でしたが、想像していたより測定が簡単で継続することができました。1日も欠かさずとまでは出来ませんでしたが、健康管理をする以上はとにかく継続させないと意味がないと思うので、測定さえすればデータが蓄積できるこの商品は満足できる物でした。トータル的にデータ管理したい方には、オムロンの商品はなかなかよいのではないかと思います。
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