『難病患者が思う名医とは』良い医者の条件について

闘病日記、病気のこと

病気になってしまった場合、病気によっては施設(設備)で決めなければならない場合もありますが、誰でも良い医師に治療して欲しいと考えるのではないでしょうか?純粋に名医や実績などで病院を探すことがあると思います。
難病のような治療法が無い病気の場合、病気によっては医師との付き合いは長くなり、自分の命を預ける存在になりますのでより慎重に考えたいものです。

病気に縁のなかった自分が、闘病を経験して医師という職業の見方も変わりました。自分が考える良い医師についての話です。

※自分が実際に通院(入院含む)した病院数は3ヵ所、全て大学病院(特定機能病院)でしたので、大学病院以外はわかりません。

難病患者から見た良い医師とは

10年程闘病生活をしてきて、自分が考える良医とはシンプルに、『話しやすさ』です。つまりはコミュニケーションの良さです。しかし話しやすさ、コミュニケーションは人によって基準が違うので、結局は他人が決められる事では無いものだと思います。

名医とはなにか

名医の意味を調べると『すぐれた医者。有名な医者。』とあります。少なくとも何かしらの実績や肩書があるような人になると思います。

病院を探す際、インターネットで病院のホームページ以外に名医の特集やランキングなどの情報を検索することがあると思います。特に難病の場合は同病者が身近にいることが少ないので、病気だけでなく病院や医師などの情報を得ることが難しいのが現実だと思います。そのため実際に通院して治療を受けない限り、インターネット上で名医と呼ばれている医師が自分にとって良い医師とは限らないはずです。

また有名医師の場合は、人気があり予約が取り辛いのが普通だと思います。病院で会える機会が少なく、実際の処置は他の医師になる確率が高くなる可能性があります。短時間で密なコミュニケーションが図れれば良いですが、あまり会う事の出来ない医師と気軽に話せる様な関係には、なりにくいと思ってしまいます。

実際の医師との関係

自分が病院に通うようになり感じた一番のギャップは、医師と話すせる事が非常に少ないこと、仮に良い医師だとしても話せる機会はあまりないのが現実です。改めて書くと下記のような場面しか話せません。

  • 外来診療
  • 各種書類の作成
  • 入院治療の回診時
  • 病状説明

外来診療

闘病生活のメインで、外来診療が一番医師と会話ができる場面だと思います。当然ここでコミュニケーションがうまく取れないと、自覚症状が伝え辛く、検査の結果、投薬内容など治療方針全てに支障があるかもしれません。

各種書類の作成

申請書など闘病が続くほど依頼する場面が多くなります。指定難病であれば毎年あり公的医療助成の申請、医療保険の入院証明書の作成、紹介状など依頼する事は多くなります。公的な助成などの申請書には医師の見解の記入がありますので、症状や生活レベルなどを把握してもらっている必要があります。

入院治療

入院時は、自分の場合で言うと主治医より他の医者と話す機会が多くなりました。5名程度のチーム体制で、基本的に毎日朝夕の1回ずつ回診があり、そこが唯一話をする場面でした。回診以外に処置や同意書記入などで来るのは若手の先生が殆どでした。

ごく稀に、ふらっと主治医のみが来てくれた事がありますが、ほんと稀でした。

病状説明

入院時などは、日時を事前に約束すれば主治医と話せますので、詳しい説明など話をしたい時は時間は確保してくれます。

患者数と医師の数

医療法で記載されている医師の配置標準(病院)では、「外来患者40名に対して医師1名」「入院患者16名に対して医師1名」が必要とされています。また特定機能病院では、その倍の人数が必要になっています。

難病を経験して思うこと

難病の治療は基本、対処療法となり病状が進行しても勿論変わりません。自分の限界が見えた時に治療出来ないまま、ただ苦しみと闘うという状況は本当に絶望しかありませんでした。その時に不満のある医師で本音が話せない状況は間違いなく後悔するはずです。極端な話かもしれませんが、この医師に自分の命を預けて後悔しないか?という考えになると思います。

自分は絶望の状況下でも、医師に対する後悔や不満といった感情にはならなったため、その点は幸せだったと思います。

希望の医師に会えるのか?

仮に希望の医者が見つかったとして、初診で病院を受診しても希望の医師には会えないはずです。その日の初診担当医に当たるだけだと思います。教授などは、まず担当しませんのでその場合は、近くの病院やクリニックなどで希望の医師宛ての紹介状を書いてもらえば受診できる可能性があると思います。

同一病院の場合

もし通院中の病院で他の医師を希望したい場合は、外来診療の曜日をずらして主治医を変更してもらうの良いかもしれません。入院中に主治医以外に良いと思う医者がいれば変更してもらうのも手です。

まとめ

自分が思う名医についてまとめてみました。

  • 名医とは肩書や実績のことで、自分にとって良い医師とは限らない
  • 医師を探すときは、自分が納得できる人物であること

納得する医師を探すのは難しい事だと思いますが、病状が悪化してからでは遅いです。動ける時に積極的に行動をして沢山の医師と会う事をおすすめします。

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